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デアゴ ミレニアムファルコン作製記 Episode 052 [船倉床ディテールアップ 3Dパーツの作製手順]

      2016/07/10

先日ディテールアップした、エッチングパーツの床ですが、点検口がどうしても気になったので、3Dパーツを自作して、手を加えていきます。

床のメッシュで隠れるため、高い印刷精度を求めなくてもいいのと形状がシンプルなので、今回はファルコンより3Dパーツに焦点を当て、作製順序を記事にしてみました。

 

点検口の接着面が「いかにも」な感じで目立つ

前回梁を追加したのですが、説明書通りに取り付けたこの部分がやっぱりとっても気になります。

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ここをカバーするパーツを作製していきます。ポイントになりそうなことを洗い出してみました。

  • のりしろ部分を目立たなくするのが主な目的
  • 周囲の穴はポイントとなるのでキレイに発光させたい
  • 配線をうまくディテールに溶け込ませたい
  • 後のディテール追加の邪魔にならない様シンプルにしたい

 

 

点検口周りのパーツの作製

3Dモデリングで、パーツを作製していきます。

どうやって3Dパーツを作っているのか、使っているアプリを使って作製過程を載せておきます。あ、意外と簡単じゃん!と思って下さり、3Dプリンター仲間が増えてくれると嬉しいです。

使用アプリ Fusion360は実質無料!

使用しているアプリは、先日も紹介したAutodeskのFusion360

制限事項付きですが機能無制限で使用できます。以下はサイトからの引用です。

趣味の工作、小規模な製造業者、スタートアップ企業(年間売上高が 100,000 米ドル未満の企業)などのお客様は、無償スタートアップ ライセンスを 1 年間利用できます。1 年後の期間終了時に、スタートアップ ライセンスを契約し直すか、または商用ライセンスに移行してください。

趣味はもちろん、企業も高額な売上が無ければスタートアップ企業として商用利用が可能、1年後にまたスタートアップライセンスを再契約すればまた使えるという神アプリ、この辺は開発者とのインタビューでも触れられており、安心して使用(もはや試用じゃない)できます。

売ろうかなあ

↑これ → ヤル( -_-)σ ⌒* Σ(`∀´;)ノノイラネーヨ

 

 

スケッチを作製する

まず、「スケッチ」という、平面に対してモデリングするカタチの元の図形を描いていきます。スタートはすべてここからです。

パーツでいちばん主となる部分をざっくり描いて、細かい部分を追加していくのがセオリー(らしい)。

新規作製から、「スケッチの作製」を選択すると、3次元の座標のどの面にスケッチを作るか選択します。

今回は、選択されて白っぽくなっている床の面を選択します。(xyz軸で説明したいが、初期値を変更しているので床面と言います)
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面がクローズアップされますので、長方形と直線を選択して図形を作製します。サイズや角度はキーボードからも入力でき、細かい指定が可能です。

下の図は、不要な線を除外(トリム)して、点検口の内側の形をスケッチした状態。スケッチを作製して図形が閉じる(立体化可能な状態)になると、ちょっと濃い茶色になります。

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次に、この図形を選択して「オフセット」を選択、外側に3.5mmと指定したところ。のりしろの外周のスケッチが作製されました。

この様に、また改めて図形を引かなくても簡単に編集ができる機能があります。他にもたくさんありますが、まだ全部は使いこなせていません(泣)。

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押し出してボディ(物体)を作製

この状態になると、内部のと外周で2つのエリアが立体化できるスケッチの範囲になっています。

今回は、外周部分を選択して、「押し出し」を実行します。

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上方向に6mm押し上げています。外周のモデリングができました。

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電飾を組み込むための溝を作製

今回は、「シェル」という機能を使います。選択した面の淵を残してくり抜いてくれる便利な機能なので多用しています。

強度と遮光性、印刷の失敗確率を考えて、厚みを1mmとしました。この辺は完全に経験則だと思います。

この感覚を得るまで、何度失敗を重ね、パーツを廃棄したことか。。

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あっという間に完成です!

 

テスト印刷

この後、LEDの仕込みとか均一に発光させる方法とか配線をどう見せようかとか、いろいろ追加すべき事はあるけれど、サイズが合わなかったら元も子もないのでここでテスト印刷をしてみます。

STLファイルの出力

Fusion360は、ユーティリティ(各種3Dプリンターで印刷するプログラム)が用意されておりすぐに印刷が可能になっていますが、自分の手持ちプリンタは対応してなさそうなので、汎用的なSTLというファイル形式に出力します。

 

メニュー「メイク」→「3Dプリント」を選択して開かれるダイアログの「3Dプリント ユーティリティに送信」チェックボックスをOFFにします。

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「OK」を押下し、任意のフォルダにstlファイルを出力します。自分の場合は、ノートブック、デスクトップ双方で作製するので、Dropboxに保存しています。

 

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STLファイルの読み込みと印刷

プリンターに付属していたアプリ「XYZware」(なんかVMwareに似てる。。)にSTLファイルを読み込ませ、印刷を行います。

 

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できました!

 

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エッチングパーツに対して、サイズがわずかに小さいので、あと0.2mmくらい広めがいいみたいなので、作り直しです。

人間が折り曲げた外周は、角度や折り目の位置で多少の誤差は覚悟していました。まあ、こんな事は良くあります。

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関連書籍

使用しているアプリ、Fusion360に関連した書籍は数は少ないですが一通り目をとおしていますので紹介しておきます。

Fusion360

リアル書店にはこれしか無かったので、購入しました。

他のソフトで基本操作を知っていたので読めましたが、いきなり入門用としては敷居が高いかもしれません。

後半のリファレンスと、Webサイトに用意された補足資料はかなり役に立ちます。

 

 

大き目の本屋にあったのでパラパラとめくった感想では、最初のとっかかりならこっちが読みやすいと感じました。

ただ、一冊を通して読んでも自由自在に思ったモデリングができる様にはならないと思います。(ほんとに基本的な操作のみ)

 

上記の応用編。立ち読みした感じでは続編として少し凝った作例の説明があり、このシリーズ通して理解したレベルなら、あとはセンスさえあればsyapewaysレベルのモデリングも夢じゃないかも?

 

その他

Autodesk 123Dという定番なアプリをもとに解説されている良書だと思います。

この本で、一通りの操作と用語を覚えました。チュートリアル的に読み進めていくと自然にできることが増えてる。。。という構成になっているし、解説も非常に分かりやすかったです。

自分で作製したデータをshapewaysに送ってプリントしてもらえるサービスの手順とかも書いてあり、読み物としても楽しめました。

 

 

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